本当、こちらはサッパリ書いてませんでした。読んでる人がいるか分かりませんが、一応、生存報告を。まあ、他のブログはちょろちょろ更新しておりますが。

 さて、先ごろこなした仕事に関連する記事をば。

 2006年4月期の連ドラ界には、ある一つの特徴があります。それは、いつにも増して、法曹界を舞台としたドラマがあることです。ざっと挙げても……「京都地検の女」「7人の女弁護士」「弁護士のくず」「マチベン」……ある意味、時代劇ながら「名奉行!大岡越前」も近いものがありますか。これは何故でしょうか。もちろん、法曹界というのは、いろいろな事件を扱いますから、ドラマになりやすいですね。数字も取りやすいようです。

 さて、弁護士で江戸川乱歩賞作家の和久峻三が生み出した中でも一番メジャーなキャラクターといえば……やはり“赤かぶ検事”こと柊茂でしょうか。

 この人気シリーズも、もちろんドラマ化されていて、いまでも土曜ワイド劇場(及び再放送枠)で橋爪功が演じる赤かぶ検事を見ることができます。今日も、テレビ朝日で再放送されるようです。しかし、この赤かぶ検事は「新・赤かぶ検事奮戦記」と銘打たれています。実は、橋爪功が演じる前に、名優・フランキー堺が演じていて当たり役としていたのです。

 そして先週金曜日、4月21日に、26年ぶりにフランキー堺の赤かぶ検事・第1期がDVDセットとして甦りました!

 第1期は、全5話という短さですが、それぞれが独立したエピソードでありながら、5話が一つの繋がったファミリー・ドラマともなっています。特にこのシリーズは、5話を瀬川昌治が一人で演出したことで、統一性が図られているのです。脚本は北村篤子、保利吉紀、吉田剛が担当。橋爪功の新シリーズでも使われている音楽は渡辺岳夫。

 キャストは、赤かぶ検事のフランキー堺の他、榊田警部補役の森田健作、法眼弁護士役の沖雅也、そして妻・春子役の春川ますみ、娘で弁護士の葉子役に倍賞千恵子という豪華な顔ぶれです。なお、赤かぶ夫妻と榊田警部補以外のキャストは、第2期で変わるためにこのキャストは第1期のみとなります。沖雅也の法眼弁護士がなかなかいい味を出していますね。

 あ、そうそう。忘れてならないのは、第3話に登場するスペシャルゲストです。何と、原作者・和久峻三が、判事として登場するのです。どういった形で、どのように登場するのか。自分の目で確認されることをお勧めします。貴重な映像ですよぉ。

 この後、5月には第2期のDVDセットが発売されますが、第3期以降が出るかどうかは、この売り上げにかかっているといえるかもしれません。ここまで来たら、第3期、第4期、スペシャル、そして最後の第5期まで見たいですよね。

 赤かぶ検事奮戦記シリーズに関しては、こんなページも作成していますので、もしよろしかったらご覧ください。一応、このページからDVDや原作本を購入できるようにしてあります。
 →http://www.asahi-net.or.jp/~KF2T-MRKW/akakabu/
    「赤かぶ検事奮戦記」

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