志らくのピン

2002年10月22日
■先日当選した、「志らくのピン」を聴くために、渋谷・クロスタワーホールへ向かった。実は、今日、amazon.co.jpから注文しておいたDVDが届くはずで、配送中になっているのだが、家を出る17時になっても来なかったので、同居人に電話して留守中に着たら受け取ってくれと伝達。開場には、開場時間から少し遅れた18時40分くらいに到着した。

■「志らくのピン」とは、談志一門の立川志らくの独演会である。といっても、TBSラジオのスポットでしか知らず、志らく自身のことも知らなかった。受け付けで、プリントアウトしてきた当選メールを見せると、パンフとチケットの半券と引き換えてくれた。前売2,500円、当日3,000円のイベントだ。パンフによると、この「志らくのピン」は第88回となっている。月一のイベントのようなので、もう7年以上は続いているらしい。これはすごい。さて、本日のプログラムは次のとおりになっている。
  開口一番     立川志らべ
  黄金の大黒    立川志らく
  お藤松五郎    立川志らく
    仲入り
  蝦蟇の油     立川志らく
  シネマ落語「道」 立川志らく
このラストのシネマ落語というのが、今回のメインだ、と思っているから、他にもこんなに演目があるとは意外だった。開口一番の立川志らべは、立川志らくの門下である。いままで、TBSラジオ寄席、NTV笑点などを見てきたが、たいてい若手が仕切りをする。ラジオ寄席では仕切りは浦口アナだが、演目の間に、放送では乗ることがないお楽しみが挟まれているのだ。さて、話を戻すと、志らべはつかみである。まあ、悪くない。問題は志らくだ。といっても、これだけでも88回を数え、しかも8割近くは客が入っている。常連もいるのだろう。安心できるかと思って聴く。つかみは、北朝鮮とノーベル賞。いやはやなかなか風刺が効いていて面白い。シネマ落語にいたるまでの話は、古典であるのだが……実に驚いた。シネマ落語とすべてがつながるのである。このシネマ落語、フェリーニの「道」という映画が元になっているらしい。私はこの映画を知らない。時間がなくて、事前に見ることができなかったのだ。しかし面白かった。なかなか充実した2時間を過ごさせてもらった。今度、「道」を見ようと思うが、次の「志らくのピン」も、都合がつけば行きたい。今度は同居人も行けるといいのだが。

■結局、帰宅は22時を過ぎてしまった。ところがamazonからの荷物は届いていない。そうか、なんでかなぁと思いつつ、ネットで確認すると……「持ち戻り」とある。すなわち、不在だった、というのだ。しかし、帰った時に不在票は見なかったし、同居人は19時過ぎには帰宅していたという。うーん、謎だ……その時。もしかしたら、下駄箱の下のすき間に不在票が入り込んでいるかもと。何回か、そこに入り込んでいて気付かなかったことがあるというのだ。さっそく確認……あったあった。時間は20時という。頼んだじゃないかというと、ウトウトしていたかもしれない。それじゃあ仕方がないか。しかし電話はできない。気付いたのが遅すぎたわけで……明日だな。

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